心身症の症状 >
心身症と失感情症

心身症と失感情症

心身症では、失感情症の人が多くみられるといわれています。

失感情症とは、喜びや悲しみ、怒りなどの感情や、思考、言語などの働きに障害が現れ、自分の感情の動きを感知したり表現する能力が著しく低下した状態をいいます。

具体的には、表情が乏しく、物事の考え方が単調で、空想や夢の内容も貧弱なことが特徴としてあげられます。

また、自分の心身の健康に無関心な傾向もみられるようです。

ただ、社会生活においては周囲との不適応を示すわけではなく、むしろ、過剰に適応しすぎることの方が多く、その結果、自分自身でストレスフルな状況を作り出してしまうことが少なくないといわれています。

したがって、自律神経系や内分泌系の過剰反応が生じて、心身症が発症しやすくなると考えられています。



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