循環器系の心身症の代表的なものとしては、高血圧症と狭心症が最もポピュラーなものとしてあげられます。
高血圧症の中には、心理的ストレスによって血圧が大きく変動するものがあり、心身症として取り扱う必要があるものが多くみられることが指摘されています。
また、狭心症は、急激な感情の動きによって引き起こされることはよく知られており、心理的ストレスによって、血圧の上昇、心拍数の増加、心筋の酸素消費量の増加も指摘されています。
さらに、心理的ストレスが、狭心症の再発に深く関っているともいわれています。