消化器の病気は、心理的な要因が深く関っていることが多く、心理的ストレスと胃腸の働きには密接な関係があるとされています。
消化器系の心身症としては、過敏性腸症候群、胃潰瘍などがよく知られています。
過敏性腸症候群は、心理的ストレスによる、下痢や便秘といった主に便通異常が特徴です。
また、お腹にガスが溜まるガス症状やゲップも、過敏性腸症候群の一連の症状といわれています。
胃潰瘍は50歳台が最も多く、強い心理的ストレスが長期間持続すると、胃や十二指腸に潰瘍性の変化が現れます。
心身のリラックスができず、ストレスフルな状態が続くと、潰瘍の再発が高い確率で起こるので注意が必要とされています。