呼吸器系の心身症としては、過換気症候群と気管支ぜんそくがよく知られています。

過換気症候群とは、過呼吸を生じる発作性の呼吸器系心身症の代表的な病気です。

過換気症候群は、若い女性に多くみられ、発作中では呼吸困難や手足のしびれなどが多くみられ、重症の場合は意識を失うこともあります。

気管支ぜんそくの発症は呼吸器の感染が知られていますが、心理的なストレスが濃厚な場合があることも指摘されています。

心理的なストレスが絡む気管支ぜんそくでは、一般的な内科的治療の反応が悪く、リラックスを促すような治療が必要な場合が多いとされています。