内分泌系の心身症としては、糖尿病や肥満症、バセドウ病などがよく知られています。
特に、成人になって発症する糖尿病であるインスリン非依存型の糖尿病は、その多くが心身症であるといわれており、糖尿病の発症や経過に、心理的なストレスや社会的な要因が深く関係しているとされています。
肥満は、精神的な要因と密接に関係しています。
ストレス社会を背景に、欲求不満の代償やストレス解消の手段として過食がとられやすく、肥満症を招くことが多いことが指摘されています。